農業
プランテーション農業は、先進国で売れる作物を、
大規模に現地の労働力を利用して栽培する農業だ
単一耕作(モノカルチャー)で、欧米の資本・技術で行われる
プランテーション農業を行っている国では、
以下のような問題点がある
■問題点
一つの国の経済が一つの作物に左右される
モノカルチャー経済となっている。
他にも、商品作物優先で自給用作物栽培が後回しになり、
食料が自給できなくなる問題点もある
近年では、ブラジルやマレーシアのように
モノカルチャー経済を脱却し、多角化を進め
成功している国もある
[気候・地域]
熱帯地域。ヨーロッパの植民地で発達。
[主な作物]
商品作物(コーヒー・カカオ・茶・天然ゴムなど)
企業的牧畜業は、小麦が栽培できないほど乾燥しているところで
発達しているよ。基本的に、企業的穀物農業地域の隣に分布している。
アメリカ・オーストラリアでは、フィードロットと呼ばれる肥育場で、
出荷前に栄養価の高い餌を与えて効率的に太らせる方法が発達している。
■理由
冷凍船・鉄道などの発達で、
ヨーロッパなど大市場への食肉輸送が可能になったため。
特に南半球では、冷凍船や鉄道・有刺鉄線の開発によって、
欧米への輸送手段・飼育方法が改善され、アルゼンチン・オーストラリア
などで発達
[気候・地域]
ステップ気候。
年降水量だいたい500mm以下の地域。
[主な家畜]
肉牛(グレートプレーンズ・乾燥パンパなど)
羊(大鑽井盆地・ニュージーランド南島など)
企業的穀物農業は、主に北米・南米・オーストラリアの新大陸でプレーリー・チェルノーゼムなど肥沃な黒色土の分布する地域が栽培の中心となり、
大規模に粗放的に行われる農業だ
効率的に行うため、機械化・品種改良・農薬使用などが進んでいる
また、乾燥地での農地拡大のため、センターピボットなど
灌漑施設・乾燥農法が導入されている
新大陸でこのような大規模な穀物生産が盛んになったのは、
なぜだ?
■理由
ヨーロッパの混合農業が畜産物生産に重点を移し、
それを補うため新大陸で発達した。
産業革命以降、所得の増加から畜産品の需要が高まり、
ヨーロッパの混合農業も畜産を重視するようになった
そうすると、穀物生産が減少するので新大陸で大規模に行うようになった
[気候・地域]
主にステップ~温帯。
だいた年降水量500~750mmの地域。
[主な作物]
小麦。
新大陸で大規模に粗放的に栽培。
園芸農業は、特に先進諸国で多く見られる農業
どうして途上国ではなく、先進国に多いのか
■理由
生活水準が向上し所得が多い購買力の高い都市部で
消費される作物を栽培するため。
園芸農業では、主に「花・果物・野菜」など
都市で高く販売できる(市場性が高い)ものを栽培している。
これらの作物は、米・小麦のように主食となるものではなく、
生活に余裕が出てきたりすると需要が高くなるものだ
なので、先進国で行われることが多い農業形態
[気候・地域]
温暖なところ、都市近郊が多い。
オランダ、アメリカ東海岸など。
[主な作物]
花卉・野菜・果物など
オアシス農業は、乾燥地域だけど灌漑などで水が利用できる
地域に立地する農業だ
エジプトでは外来河川であるナイル川からの灌漑により
「小麦・綿花栽培」が盛んに行われる
■外来河川とは?
湿潤地域に源流をもち、乾燥地域を流れる河川。
また、オアシス農業地域は遊牧地域と隣接していることが多いため、
以下のような特徴も見られる
■特徴
オアシス農業で生産する穀物類と、
遊牧で生産する畜産品の交易が見られたりする。
■気候・地域
乾燥帯。砂漠でも水のあるところ(オアシス)。
外来河川、地下水路のある地域など。
■主な作物
ナツメヤシ(砂漠の果実)、綿花、小麦など。
地中海式農業は、地中海性気候の下で行われる農業だ
特徴的なのは、夏に乾燥する気候なので、
夏の乾燥に強い果樹作物を栽培すること。
家畜も乾燥に強い「ヤギ・羊」を飼育し、
夏は比較的雨の多い山地で、冬は平野で飼う「移牧」が見られる。
[気候・地域]
地中海性気候。
地中海沿岸・チリ・カリフォルニアなど。
[主な作物]
夏は果樹(オリーブ・ブドウなど)、
冬は穀物(小麦)
家畜(羊・ヤギ)
遊牧は、主に乾燥地域や寒冷な地域で行われている
あちこち放牧地を移動するのが特徴だ
■理由
厳しい気候条件のため牧草の生育は十分ではないので、
再生を促すため移動する。
一箇所で家畜を飼育し牧草を食べさせても、
再び牧草が生育するまでには、厳しい気候条件のため
温暖湿潤な地域よりも時間がかかる。
また、家畜が草の根まで食べてしまい、
回復が困難になってしまう。
そのため、少しずつ食べさせ別の牧草のある場所を求めて移動し、
牧草を回復させている
[気候・地域]
乾燥帯、冷~寒帯、
高山地域(チベット高原、アンデス山脈)
[主な家畜]
乾燥帯(羊、ヤギ、らくだ、馬など)
冷帯~寒帯(トナカイ)
また、以下の地域の家畜は頻出
チベット高原(ヤク)
アンデス山脈(リャマ、アルパカ)
主に熱帯地域で行われているのが「焼畑農業」だ
森林を伐採して焼いた後に作物を育てる
この農業が、どうして森林を焼く必要があるのか?
■理由
土壌が養分の少ないラトソルのため、森林を焼いた灰を
栄養分として利用する。
数年たつと栄養分がなくなるので、別の場所で焼畑を行う。
使用した畑は、森林が十分再生するまで放置しておく。
再生したら再び同じ場所へ戻ってきて焼畑をする
■問題点
近年の熱帯地域の人口急増で、森林の再生限界を超えた焼畑を行い、
森林破壊の原因になってしまった。
伝統的な焼畑は、一定面積の森林を焼いて繰り返し利用するので、
本来は森林破壊の原因ではない。化学肥料も機械も使わない自然に
優しい農業だ
でも、焼畑で耕作地を作っても生産性は大変低いので、人口増加分を
養う収量を上げるには、焼畑面積をどんどん拡大していくしかない
大規模に現地の労働力を利用して栽培する農業だ
単一耕作(モノカルチャー)で、欧米の資本・技術で行われる
プランテーション農業を行っている国では、
以下のような問題点がある
■問題点
一つの国の経済が一つの作物に左右される
モノカルチャー経済となっている。
他にも、商品作物優先で自給用作物栽培が後回しになり、
食料が自給できなくなる問題点もある
近年では、ブラジルやマレーシアのように
モノカルチャー経済を脱却し、多角化を進め
成功している国もある
[気候・地域]
熱帯地域。ヨーロッパの植民地で発達。
[主な作物]
商品作物(コーヒー・カカオ・茶・天然ゴムなど)
企業的牧畜業は、小麦が栽培できないほど乾燥しているところで
発達しているよ。基本的に、企業的穀物農業地域の隣に分布している。
アメリカ・オーストラリアでは、フィードロットと呼ばれる肥育場で、
出荷前に栄養価の高い餌を与えて効率的に太らせる方法が発達している。
■理由
冷凍船・鉄道などの発達で、
ヨーロッパなど大市場への食肉輸送が可能になったため。
特に南半球では、冷凍船や鉄道・有刺鉄線の開発によって、
欧米への輸送手段・飼育方法が改善され、アルゼンチン・オーストラリア
などで発達
[気候・地域]
ステップ気候。
年降水量だいたい500mm以下の地域。
[主な家畜]
肉牛(グレートプレーンズ・乾燥パンパなど)
羊(大鑽井盆地・ニュージーランド南島など)
企業的穀物農業は、主に北米・南米・オーストラリアの新大陸でプレーリー・チェルノーゼムなど肥沃な黒色土の分布する地域が栽培の中心となり、
大規模に粗放的に行われる農業だ
効率的に行うため、機械化・品種改良・農薬使用などが進んでいる
また、乾燥地での農地拡大のため、センターピボットなど
灌漑施設・乾燥農法が導入されている
新大陸でこのような大規模な穀物生産が盛んになったのは、
なぜだ?
■理由
ヨーロッパの混合農業が畜産物生産に重点を移し、
それを補うため新大陸で発達した。
産業革命以降、所得の増加から畜産品の需要が高まり、
ヨーロッパの混合農業も畜産を重視するようになった
そうすると、穀物生産が減少するので新大陸で大規模に行うようになった
[気候・地域]
主にステップ~温帯。
だいた年降水量500~750mmの地域。
[主な作物]
小麦。
新大陸で大規模に粗放的に栽培。
園芸農業は、特に先進諸国で多く見られる農業
どうして途上国ではなく、先進国に多いのか
■理由
生活水準が向上し所得が多い購買力の高い都市部で
消費される作物を栽培するため。
園芸農業では、主に「花・果物・野菜」など
都市で高く販売できる(市場性が高い)ものを栽培している。
これらの作物は、米・小麦のように主食となるものではなく、
生活に余裕が出てきたりすると需要が高くなるものだ
なので、先進国で行われることが多い農業形態
[気候・地域]
温暖なところ、都市近郊が多い。
オランダ、アメリカ東海岸など。
[主な作物]
花卉・野菜・果物など
オアシス農業は、乾燥地域だけど灌漑などで水が利用できる
地域に立地する農業だ
エジプトでは外来河川であるナイル川からの灌漑により
「小麦・綿花栽培」が盛んに行われる
■外来河川とは?
湿潤地域に源流をもち、乾燥地域を流れる河川。
また、オアシス農業地域は遊牧地域と隣接していることが多いため、
以下のような特徴も見られる
■特徴
オアシス農業で生産する穀物類と、
遊牧で生産する畜産品の交易が見られたりする。
■気候・地域
乾燥帯。砂漠でも水のあるところ(オアシス)。
外来河川、地下水路のある地域など。
■主な作物
ナツメヤシ(砂漠の果実)、綿花、小麦など。
地中海式農業は、地中海性気候の下で行われる農業だ
特徴的なのは、夏に乾燥する気候なので、
夏の乾燥に強い果樹作物を栽培すること。
家畜も乾燥に強い「ヤギ・羊」を飼育し、
夏は比較的雨の多い山地で、冬は平野で飼う「移牧」が見られる。
[気候・地域]
地中海性気候。
地中海沿岸・チリ・カリフォルニアなど。
[主な作物]
夏は果樹(オリーブ・ブドウなど)、
冬は穀物(小麦)
家畜(羊・ヤギ)
遊牧は、主に乾燥地域や寒冷な地域で行われている
あちこち放牧地を移動するのが特徴だ
■理由
厳しい気候条件のため牧草の生育は十分ではないので、
再生を促すため移動する。
一箇所で家畜を飼育し牧草を食べさせても、
再び牧草が生育するまでには、厳しい気候条件のため
温暖湿潤な地域よりも時間がかかる。
また、家畜が草の根まで食べてしまい、
回復が困難になってしまう。
そのため、少しずつ食べさせ別の牧草のある場所を求めて移動し、
牧草を回復させている
[気候・地域]
乾燥帯、冷~寒帯、
高山地域(チベット高原、アンデス山脈)
[主な家畜]
乾燥帯(羊、ヤギ、らくだ、馬など)
冷帯~寒帯(トナカイ)
また、以下の地域の家畜は頻出
チベット高原(ヤク)
アンデス山脈(リャマ、アルパカ)
主に熱帯地域で行われているのが「焼畑農業」だ
森林を伐採して焼いた後に作物を育てる
この農業が、どうして森林を焼く必要があるのか?
■理由
土壌が養分の少ないラトソルのため、森林を焼いた灰を
栄養分として利用する。
数年たつと栄養分がなくなるので、別の場所で焼畑を行う。
使用した畑は、森林が十分再生するまで放置しておく。
再生したら再び同じ場所へ戻ってきて焼畑をする
■問題点
近年の熱帯地域の人口急増で、森林の再生限界を超えた焼畑を行い、
森林破壊の原因になってしまった。
伝統的な焼畑は、一定面積の森林を焼いて繰り返し利用するので、
本来は森林破壊の原因ではない。化学肥料も機械も使わない自然に
優しい農業だ
でも、焼畑で耕作地を作っても生産性は大変低いので、人口増加分を
養う収量を上げるには、焼畑面積をどんどん拡大していくしかない
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